Long Goodbye

残された私と息子。そして母と義母
ふたりで仕事しなければ、ふたりで二人を介護しなければ。
やるしかない。

5歳児

出張の日を考慮して母の入所をバタバタと決行


特養施設へ移動するために車で一時間程のショートステイ施設へ息子と一緒に母を迎えに行った


母には『仕事でしばらく出掛けるから新しい所にお泊まりしていてね』とお願いした


「出張」を理由に施設にお泊まりするというのが定番化できたのは 


毎回協力をお願いするという姿勢を続けてきたからだと思う

(娘と孫の仕事には自分も協力せねばの

気持ちがある母なのです)


あれこれと理由や事情を説明しても

母の頭の中には入っていかない


すると 理解出来ないことに混乱して不安になる


不安になると他の不安まで起こしかねない



母の頭の中では


娘と孫は仕事で海外出張

  ↓

その間施設でお泊まり(どこの施設かはわかってないんだけど)

  ↓

数日後(だと思っている)に自分ちに帰る


この法則が頭の中に出来上がってきている



今度も母は「うん 分かった!」と言ってくれた (ありがとう~バーバ)




以前、と言ってももう20年以上前のこと


同じ手口?を保育園児だった息子に


使っていたことを思い出した


出張に出る時「仕事だから」の一言だけで


5歳児に理解することを押し付けるのは


いけない気がして


中身は分からなくても 説明する姿勢


を怠らなかった


向き合って一生懸命説明する母親を


5歳児と言えども協力しようとするものだ


「うん 分かった!」


5歳児が頑張ってくれた 




認知症に付き合っていくうち


母は5歳児なのだろうか?と


思ったりもする