Long Goodbye

残された私と息子。そして母と義母
ふたりで仕事しなければ、ふたりで二人を介護しなければ。
やるしかない。

『頭の上であぐらかいてる嫁です』



結婚したての頃、こだわりゼロの私は

義父義母の家に悩まず同居した。


よく知人友人に


「お義母さまはお元気?」

「同居してるのね。たいへんね。」

「お姑めさんと、どう?」

 

なんて聞かれる。


『いや~、義母の頭の上で胡座かかせて貰ってるんですよ。甘えた嫁なんですよ~(/o\)』


って、誰にでもそう言いました。


本気でそう思っていたので

本心を伝えました。


義母は保健婦でした。

お役所勤めで、担当課のボスです。


定年退職するまで勤めあげたことは

偉いなあ~と、尊敬します。


しかも、私の住む〇×市の市役所で初めてマタニティー休暇をとった人です。


殆どが男性の職場で男中心の社会。


勇気のいる時代に、勇気ある選択をした義母を心から尊敬します。


当時のこともその後のことも、辛いことや苦労した経験などを愚痴ったことは1度もありませんでした。


「このくらい💨」の気持ちで乗り越えて

いたみたい。


批判やいじめがあったことを

ほんの1、2年前に知りました。


「仕事やめろ」

「育児に専念しろ」


ネチネチとやられたらしい


私なら、無理です。


(なので、義母に接する度にますます尊敬の気持ちが続いていくのです。)  




私も仕事をしていました。


出産の前日まで仕事して

仕事場から1分の産婦人科で出産💨


病院、住まい、市役所が近いこともあり、義母の同僚や友人の方達が仕事帰りに寄って来られました。


専門家の集団ですから、


沐浴は義母の親友助産婦Tおばちゃんの担当


日々変わる赤ん坊の状態を安心させてくれるMさん


離乳食の時期には作り方を教えてくれた乳児栄養士のTOさん


専門家さんのお陰で出産後の回復も早く、育児ノイローゼにもならず、育児も順調で恵まれていました。




義母は代わる代わる来てくれる専門家さん達に


「ママは前日まで仕事してたのよ!」

・・・ママって私のこと


「えらかったのよ!」


って誉めて、自慢してくれました。


直接ではないことがなぜか余計嬉しく思いました。


昨日のタイトルの"大っきい義母"

とは、


体も大きい人

(身長は私と同じ、体重は私敵いません)

だけど、


やっぱり義母の心のデカさです。

つい、私の母と比べてしまいます。


共通なのは要介護2ってだけかなぁ~