Long Goodbye

残された私と息子。そして母と義母
ふたりで仕事しなければ、ふたりで二人を介護しなければ。
やるしかない。

特養への入所

3日前、入所申込を出していた特別養護老人施設から電話が入った。


「待機一番の方が入所出来なくなったので、待機2番のFさん(母のこと)が入所出来ることになりましたが・・・」




母は3年前に要支援2の認定を受け、

今年春も要支援2のまま


認知症は進んでいるのに介護度は進まない(進むって言うのかな?)




母は一見問題ないようにみえるのだけど、


昼夜の逆転や夜中ご近所にピンポン(ダッシュ💨まではないです)


春辺りから窓全開でテレビの大音量

(お隣さんは不眠が続き)


バルコニーがゴミ集積場と化し

ゴミ以外にも焦げた鍋の山

(悪臭がお隣さんちに流れ)


室内には、いったい何んのにおい?

クンクンやっても、これだ!とは突き止められないブレンド臭  


挙げたら切りがない


一つひとつを何とか、あの手この手で対処してはいるけど


もちろん、間に合わない


どれもこれも

まずいなぁ~ ヤバいなぁ~ ばかり


大抵は母にとって

まずいかも~ ヤバいなあ~ 

おーッ💨危な~~!!! のどれか



何よりも、何よりも!

薬を全く飲まない 


誰かが「はい、お薬♪」とやらないと

飲まない

(私と息子が母宅へ行けるのは週2.3回)


長年の持病厄介な"リユウマチ"と

戦わなくてはならないのに


悪化すれば、苦しむのに💨




そんなこんなの不都合を


要支援2では母を助けられない


家族(私と息子)以外にも母を支えてくれる、見守ってくれる人が必要


その為に区分変更"再"申請

要介護1認定

区分変更"再再"申請

要介護2認定


となりました。(つづく)

ショートステイ

三年前に帯状疱疹で緊急入院した母は

物忘れ外来での検査で認知症の初期症状もあることがわかった



退院と同時に介護認定の申請に動くと

結果、要支援2の認定だったけど


だから何が出来るとか


どんな事を助けてくれるのかとか


よく分からない




ちょうどその頃、仕事で10日ほどの

出張予定があった 


母と義母、二人をなんとかしなくては

ならない


さあ、どうしょう・゜゜(ノД`)だ




ケアマネさんに相談すると

「ショートステイを利用しましょう」


要介護先輩の義母もまだ利用したことがない


ケアマネさんがそれぞれのショートステイ先を探してくれた


出張は海外だったので、それぞれの施設とPC アドレスを交換してやりとりすることになった


時差があると仕事中なかなか電話でのやりとりは不便なことが多い


メールなら比較的融通が利いて、スマホでも利用しやすい気がする


夜ホテルに戻ってALLメールチェック


その日の様子などの報告を貰い

こちらの「順調」の様子を送る


出来るだけ、3日くらいに1度の割合で電話も入れる


同行している息子(孫)の声を聞かせることが一番大事


母達の「お仕事頑張ってね」のエールにほっとする


頑張ってくれていることが嬉しい 


前向きな母達のショートステイです

『頭の上であぐらかいてる嫁です』



結婚したての頃、こだわりゼロの私は

義父義母の家に悩まず同居した。


よく知人友人に


「お義母さまはお元気?」

「同居してるのね。たいへんね。」

「お姑めさんと、どう?」

 

なんて聞かれる。


『いや~、義母の頭の上で胡座かかせて貰ってるんですよ。甘えた嫁なんですよ~(/o\)』


って、誰にでもそう言いました。


本気でそう思っていたので

本心を伝えました。


義母は保健婦でした。

お役所勤めで、担当課のボスです。


定年退職するまで勤めあげたことは

偉いなあ~と、尊敬します。


しかも、私の住む〇×市の市役所で初めてマタニティー休暇をとった人です。


殆どが男性の職場で男中心の社会。


勇気のいる時代に、勇気ある選択をした義母を心から尊敬します。


当時のこともその後のことも、辛いことや苦労した経験などを愚痴ったことは1度もありませんでした。


「このくらい💨」の気持ちで乗り越えて

いたみたい。


批判やいじめがあったことを

ほんの1、2年前に知りました。


「仕事やめろ」

「育児に専念しろ」


ネチネチとやられたらしい


私なら、無理です。


(なので、義母に接する度にますます尊敬の気持ちが続いていくのです。)  




私も仕事をしていました。


出産の前日まで仕事して

仕事場から1分の産婦人科で出産💨


病院、住まい、市役所が近いこともあり、義母の同僚や友人の方達が仕事帰りに寄って来られました。


専門家の集団ですから、


沐浴は義母の親友助産婦Tおばちゃんの担当


日々変わる赤ん坊の状態を安心させてくれるMさん


離乳食の時期には作り方を教えてくれた乳児栄養士のTOさん


専門家さんのお陰で出産後の回復も早く、育児ノイローゼにもならず、育児も順調で恵まれていました。




義母は代わる代わる来てくれる専門家さん達に


「ママは前日まで仕事してたのよ!」

・・・ママって私のこと


「えらかったのよ!」


って誉めて、自慢してくれました。


直接ではないことがなぜか余計嬉しく思いました。


昨日のタイトルの"大っきい義母"

とは、


体も大きい人

(身長は私と同じ、体重は私敵いません)

だけど、


やっぱり義母の心のデカさです。

つい、私の母と比べてしまいます。


共通なのは要介護2ってだけかなぁ~